なぜ私はMCレポを書くのか、レポの作り方を紹介しながら考えてみた。
コンサート中、JUMPさんのMCをひたすらメモる。
一番大事な作業である。
なんせJUMPさんは人数が多い。しかも近年は比較的全員でわいわいしゃべることが多くなってきたため、もう誰が何を言っているかわからなくなったり、話題がどんどん変わっていってしまい全然メモが追い付かないことなんて日常茶飯事。それを覚悟の上でノートとにらめっこしながらひたすらペンを動かす!動かす!!動かす!!!!
これが失敗すると大変なことになってしまうのでもう必死である。最近はMCタイムが近づくにつれ不安で変な緊張感を感じるほど。
もちろん会話を一字一句書くことは不可能なので、重要な単語などを瞬時に拾って、それを誰が言っていたかがわかるように書いていく。
ちなみに実際のメモがこちら↓
広島1日目のものである。
こんな感じで相当文字が崩壊している。
公開するかどうか正直躊躇った。
2.メモに付け足しをしていく
先ほどのメモをそのまま文章にできるように補足をする。
断片的にしかメモできなかったものを、記憶だけを頼りに今度は青ペンで付け足していく作業である。メモから連想できる記憶が思い当たらず小一時間ほど唸っていることもしばしば。
ここで内容がほぼ完成するのでこの作業もかなり重要である。
しかも頼りにできるのは実際のMCの記憶のみなので、コンサート終了後なるべく早いうちにこの作業を行う必要がある。帰りの電車の中や、遠征時はホテルで必死にメモの隙間を埋めていく作業をする。
こんな感じ↓
先ほど登場したページに付け足しをしたものである。
3.ブログに書く
実際にブログの記事にしていく。これが一番時間がかかる。
とにかく文字数が半端ない。全部文字お越しするだけで相当な時間がかかる。
文章にしてみると流れがおかしくなっている箇所が見つかったりもするので、ここでも修正が入っていく。
全て書き終わったら、所々文字を大きくしたり色をつけたりしてく。センスください。
完成!!!
と、こんな流れで私はMCレポを作成している。
コンサート中にMCをメモする時間も含めると、ひとつのMCレポに5~6時間はかかっていると思われる。
ではなぜこんな大変な思いをしてまで私はMCレポを書いているのだろうか。
自問自答して考えてみた。
- 振り返れて楽しいから
JUMPさんのMCは本当に面白いしその時々で印象深いものばかりであるが、残念ながら月日が経つにつれてその内容は私の脳内では曖昧になっていく。
レポという形で「記録」に残しておけば、楽しかった思い出をネット上に半永久的に保存することができるし、いつでも振り返れる。
そして、書いている途中もMC中のメンバーの顔が浮かんできてなんだか楽しい気分になる。傍から見るとちょっと気持ち悪いけれど。
- ファンの方々と共有したいから
上の理由よりこっちの理由の方が段違いに大きい。
まだ私が中高生で、遠征もできずツアーごとに1回しか参戦できなかったころ、自分が参戦できなかった公演のMCレポを読むのがそれはそれは楽しみだった。当時はまだTwitterもジャニヲタにとって当たり前のツールではなく、リアルタイムで公演直後に情報が手に入ることもなかったので、知り合いのブログに書かれているのを読んだり、当時はやっていたメルマガ*1で流れてきたものを見たりしていた。
自分が参戦した分のレポも書いていたけれど、参戦しなかったツアーのことでも、こうして他の誰かがネットというツールを利用して書いてくれることで、私もその楽しさを分かち合うことができるんだ、なんて幸せなんだろうとか純粋に思っていた。
それと同時に、遠征をして同じツアーに何回も参戦されている方々に対して素直に「羨ましい」と思ったし、私も大学生*2になったらたくさんアルバイトをしてお金を貯めて、こうやってJUMPさんのコンサートいっぱい行くんだ!!と漠然とした野望を抱いたりもした。
月日が流れ、私も無事に大学生になり、念願だった遠征や複数回参戦も実現した。そして私は、参戦したすべての公演のMCレポ作成に挑戦している。
ネット上でそれが保存される場所は変わってしまったけれど、相変わらず作成に膨大な手間と時間がかかるけれど、それでも私は、私以外の誰かがこのMCレポを読んでくれることが嬉しくて仕方がない。
JUMPさんのMCは銀河系一面白いのだから、それが会場にいた数万人しか伝わっていないなんて勿体無さすぎる。
その公演に参加しなかった方ともこの面白さを共有したいし、当時の私のように、あまり公演に行けない人にとって何かのモチベーションになってほしい。
大分恩着せがましい言い方だけれど、とにかく画面に向こうにいる誰かにどうしても伝えたいと思うから私はレポを書き続ける。最近はTwitterのおかげでリアルタイムで情報は手に入るが、140字ずつの断片的なレポではなくて、流れの面白さも伝わる全編レポにこだわって書き続ける。
私は周囲にJUMP担がほとんどいないこともあって、普段はあまりこういった感動を直接分かち合う場があまりない。だから、こうしてネット上にレポを上げることで、需要が全くない可能性もあるが、読んでくれた誰かと「楽しさ」「喜び」「感動」を分かち合うことができていると信じて、私はまたMCレポを作成するために気合を入れ直す。
それではツアーファイナル横浜アリーナ、いってきます。MCレポ、今回も頑張らせていただきます。
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